中国では鉄道は長距離輸送が主体です。日本の東京や大阪のように、あちこちに近距離鉄道が延びているわけではありません。中国では鉄道とは、数百kmの長距離を長時間かけて移動するためのものであり、通勤や週末の買い物に行くために気軽に乗るという交通手段ではありません。
中国は国土が広く人口も多いため、鉄道の輸送需要に供給がまったく追いついていません。切符はすぐに売切れてしまいますので、日本のように駅に着いて切符を買って、すぐに列車に乗るというわけにはいきません。
中国でも日本などから技術を取り入れた高速鉄道が急速に路線を伸ばしています。運賃は割高なのですが、都市間の移動は以前に比べて格段に便利になってきています。